自信のない人・決められない人必見!自分を知って生まれ変わりましょう!その1
ご訪問いただきありがとうございます。天陽です。
今回からは、私が20年間研究してきた心理学を、かみ砕いて紹介していきます。
一言に心理学と言ってもたくさんの領域があり、一概に語ることは困難です。
ただ、現代人が悩む原因を探り、それを理解することで、自分の生き方を変えることが可能です。
私自身、高校教員時代にたくさんの生徒と一緒に悩みました。
その時に研究したのがここから紹介します心理学です。
たくさんの分野から、その生徒に合ったものを駆使して解決しました。
いわば心理学の良いとこ取りです。
解釈の仕方によって諸説ありますが、
ここでは、あなたが生き返るチャンスにしていただければ結構です。
では、さっそく始めていきましょう。
今回のテーマ
「禁止令」
なぜか、肝心なときに失敗してしまう
何をやってもうまくいかない
自分から幸せを崩壊させてしまう
↑ 一つでお当てはまるあなたへ
これらはすべて自分の思い込みからなる
「人生脚本」の影響です。
・・・人生脚本は幼少期に構築されることが多く、
その奥底に、この「禁止令」があるといわれます。
(12歳~13歳までに自分の「人生脚本」の約80%が出来上がるといわれています。)
ここでは「人生脚本」の中でも、
ネガティブな脚本を作っている
代表的な13の禁止令を紹介することにします。
さあ、あなたには何個当てはまるものがあるでしょう?
是非チェックしてみてください。
現状チェック!
1 積極性に欠け、人の意見に左右されやすい。
2 自分に自信がない。
3 自分が本当にやりたいことが何かわからない。
4 自分は依存症である。
5 物事に無関心・無感情である。
6 冷静な判断ができない。
7 本音が言えない。
8 肝心なところで失敗してしまう。
9 自分が我慢すればいい。NOと言えない。
10 変な言動で人の気を引いてしまう。
11 重要なポストに就きたくない。無責任。
12 孤立することが多い。
13 自分の体を大切にしない。
いかがですか?いくつ当てはまりましたか?
それでは、その背景や要因、結果どうなっているのかをお伝えしましょう。
13の禁止令
(1)「何もしてはいけない」
【背景・要因】
これは、親のしつけが厳しかったり、
過保護で些細なことまで干渉したりするような家庭で発生しやすい禁止令です。
例えば、
「外で遊ぶなんてあぶないからやめなさい」
「あの子たちと遊んではいけません」
「怪我するからサッカーはやめなさい」
「恋愛なんて勉強の邪魔!大人になってからにしなさい」
などと行動を規制されることがありませんでしたか?
【結果・現状】
「自分は何もしない方がいい」という禁止令をつくってしまいます。
この禁止令がある人は、
従順な子どもであろうとし続けた結果、
大人になっても積極性に欠け、
人の意見に従ってばかりになる傾向が強いといえます。
よって、「指示待ち人間」になりがちな人は、
この禁止令が影響しているといえます。
幼い頃から顔色をうかがったり、
親の言いなりに動くことしかしていなかったので、
自分でどう行動すればいいかを考える習慣がない。
そのため、だれかに指示をしてもらえないと、
自分では何をしていいのかわからなくなってしまったのです。
(2)「お前であるな」
【背景・要因】
「本当は、男の子が欲しかった」と言われて育った女の子や、
(逆も然りです)
母親が「女は損よね」と言っているのをよく聞ていた女の子。
さらには「お前がいなけりゃよかった」などといわれた子供など、
自分の性別やアイデンティティを
否定された経験がある人が持ちやすい禁止令。
【結果・現状】
この禁止令があると、自分自身に自信が持てなくなります。
自分に自信がないので、まわりの評価や常識、世間体に左右されやすくなります。
(3)「子どもであるな」
【背景・要因】
「あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」などと言い聞かされた、
下に弟や妹がいる人がつくりやすい禁止令。
【結果・現状】
この禁止令を持つ人は、早い段階で自立を促され、
子どものころにのびのび自由に過ごせなかったため、
いわゆる「堅物」になりやすい。
パーティーなどで料理を取り分けたり、
飲み物がなくなりそうになったら注文したり、
みんなの世話をして自分はまったく楽しんでいない人も、
この禁止令に縛られての行動かもしれません。
「自分がやらねば!」という責任感が強い余り、
やりたいことがわからなくなってしまうことも多々あります。
(4)「成長するな」「親から自立してはいけない」
【背景・要因】
全部母親がやってくれるなど過保護に育てられたり、
甘やかされて育ったりした人が持ちやすい禁止令。
【結果・現状】
この禁止令があると、「何もできないほうがいい」と考えるようになり、
依存型の人間になる可能性が高いです。
親が子どもの代わりに婚活したり、
親が結婚相手を決めてあげるケースもあります。
大人になっても「成長するな」の禁止令から抜け出せない例であるといえます。
(5)「感じるな」「感情を表に出してはいけない」
【背景・要因】
怪我をして泣いているのに親に無視されたり、
「我慢しなさい!」と抑え込まれ、
素直に欲求や感情を出せなかったりした人が持つ禁止令。
【結果・現状】
この禁止令があると、自分の感情を抑えこむのが当たり前になり、
物事に無関心・無感動になってしまう。
泣いたり、怒ったりすることがなかったり、
声に抑揚がない、表情に乏しい人は、この禁止令の影響を受けている可能性があります。
また「どういうときに泣けばいいのか?」
とか「ここで喜んでいいのか?」など
感じたことでなく、考えた結果を、表情に表す傾向にあります。
(6)「考えるな」
【背景・要因】
「親に口答えするな!」
「黙って言うことをきけ!」と子どもに威圧的な親や
始終ヒステリックに怒鳴りちらす親のもとで育つと、
この禁止令が生まれやすくなります。
【結果・現状】
この禁止令がある人は、
自分で考えるのを放棄してしまうことになるため、
論理的に物事を考えたり、冷静に判断することができなくなったりします。
(7)「近寄るな」
【背景・要因】
「忙しいから後にして」「今は静かにしていてくれ」など、
親に距離を置かれたり、
ふれあう機会が少ななかったりする人が持つ禁止令です。
【結果・現状】
この禁止令があると、
大人になってもプライベートや本心を周囲に打ち明けられないタイプになります。
悩みがあっても、相談せずに一人でなんとかしようとしてしまう人や、
嫌なことがあっても「自分が我慢すればいいんだ」
と考えてしまう人は、この禁止令の影響を受けています。
(8)「成功するな」
【背景・要因】
うまくいったときには褒めてもらえない一方で、
失敗したときは慰められたり、励まされたりする。
そんな経験を繰り返すと発令されやすい禁止令。
【結果・現状】
親が成功に関心を示さず、
失敗したときだけ手をかけると、
子どもは勝手に「成功してはいけない」と思い込みます。
また、「お前は肝心なところでダメだね」などと親が言うと、
子どもは「自分は成功なんてできない人間なんだ」と思い込んでしまう。
何回やっても、なぜか失敗してしまう人が思い込んでいる禁止令です。
(9)「自分のことで欲しがるな」
【背景・要因】 片親の家庭や、幼い頃に病気や怪我で親に負担をかけてしまったなど、
自分のために苦労や我慢をし続けている親を見ていた人が持ちやすい禁止令。
【結果・状況】
この禁止令を持つ人は、
自分の欲求を素直に言えない。
更には幸せを人に譲り、
自ら自分の幸せを壊すような行動をとってしまう。
生活が苦しいのに無理して恋人に貢いでしまったり、
NOと言えない人。
友達と同じ人を好きになってしまったとき、
自分は我慢して友だちを応援してしまう人などはこの禁止令を持っている可能性があります。
(10)「健康であってはいけない」
【背景・要因】
病気のときだけ親にかまってもらったり、
親が身体の弱い兄弟姉妹の面倒ばかり見ていた人に多い禁止令。
【結果・現状】
この禁止令を持つと、病気や怪我で同情を引こうとしたり、
変な行動や発言をして周りの注目を集めようとします。
ちょっとした風邪や怪我でも、大げさに症状を訴える人。
または健康診断では問題ないのに、
すぐに病気になりがちな人はこの禁止令を持っているかもしれません。
(11)「重要な人であるな」
【背景・要因】
テストの結果がよかったり、先生に褒められて親に喜んで報告したときに
「あっそう」など反応が薄いと、
子どもは認めてもらえないことにショックを受ける。
それが多くなると
「自分は重要であってはいけないんだ」というように発動される禁止令です。
【結果・現状】
この禁止令を持つ人は、
目立たないよう心がけ、責任を負うことを嫌う。
口数も少なく、小さな声でボソボソ話したりする人や、
下級生のときは優秀だったのに、キャプテンになった途端に実力が発揮できなくなる人は、
この禁止令の影響を受けているでしょう。
人の上に立つ立場になると、
「重要な人になってはいけない」とブレーキをかけてしまい、
思うように力を出せなくなるのです。
(12)「孤独であれ」「所属するな」「仲間になるな」
【背景・要因】
「あの子と口をきいてはいけません」と親が友達を選んだり、
「この子は気が小さいから」などと親が子どもの心を代弁してしまったりすると、
子どもは同世代の子の中でもまれる機会が少なくなります。
【結果・現状】
この禁止令を持つ人は、
グループに溶け込めず、一人で行動することが多くなります。
サークルの合宿など、大勢の仲間と旅行に行っているのに、
気がつくといつも一人で行動している人、
飲み会に誘ってもいつも断る人は、この禁止令を持っています。
(13)「存在するな」
【背景・要因】
幼少期に虐待を受けたり、
「あんたさえいなければ、私は離婚してたのに」といわれるなど
親の不幸の原因にされたりした子どもがもつ禁止令です。
【結果・要因】
自分は生きていてはいけないという思い込みから、
自分の身体や命を大事にできなくなります。
アルコールや薬物依存症もこれが原因の一つになっています。
まとめ
いかがでしたか?
結構当てはまるものが多い方もおられることと思います。
次回以降、ほかの要因や、解決策についてお伝えしていきますが、
肝心なことは、
あなたがどうなりたいか
です。
なかには、どうなりたいなんて考えてもいけないと
思っておられる方がいるので、禁止令を最初にお伝えしました。
明るい未来は、今ここで作りましょう。
天陽でした。