絶対合格できる!必勝簿記3級_01簿記の基礎

たのまな

こんにちは。天陽です。では、さっそく今回から簿記の基礎固めをしていきましょう。今日の目的は「簿記になれる」ということです。この記事の使い方も慣れていただけるとありがたいです。

基本的な使い方は、解説を先にします。その後にワークの形で穴埋め式の問題を用意しますので答えてください。先の記事で申しました通り、書くことが大切です。印刷されるなど工夫をしてみてください。また、ポイントを重要視しますので、文章表現が多少おかしくなる場合があります。お許しください。

簿記の意味

簿記とは、商店や会社などの企業が行う経営活動を、一定のルールにしたがって、

帳簿に(記録)・(計算)・(整理)する技術のことです。

簿記の目的

簿記の目的は2つあります。以下のア・イです。この2つは暗記してください。あとあと大切な要素だということがわかります。それぞれの中身については、次回以降に解説します。

ア 企業の(一定時点   )の(財政状態  )を明らかにする。

そのための表を(貸借対照表 たいしゃくたいしょうひょう ) 略称(B/S 読み方=ビーエス)という。

 

イ 企業の(一定期間   )の(経営成績  )を明らかにする。

そのための表を(損益計算書 そんえきけいさんしょ) 略称(P/L 読み方=ピーエル ) という。

 

簿記の種類

記帳方法による分類

ア (単式簿記 ) = 現金の収入・支出に基づく簡単な簿記 家計簿など

イ (複式簿記 ) = 企業のすべての取引を継続的に記帳する簿記

この、複式簿記という言葉の意味が重要です。漢字の意味に惑わされないでください。取引のすべてを記帳するということです。取引の中には、現金が動かない場合があります。たとえば決済を掛け(口約束)で行ったり、手形で決済すると、現金は動きません。現金の収支のみを記帳する単式簿記との違いがここではポイントとなります。

業種による分類

ア (商業簿記     ) = 商品売買業にて用いられる簿記

イ (工業簿記     ) = 製造業にて用いられる簿記

ウ (銀行簿記     ) = 銀行業にて用いられる簿記

ここは、読んで字のごとくです。3級では商業簿記つまり商品売買業における簿記を学習します。また、3級の範囲では個人企業の簿記の学習になります。株式会社の簿記は2級で出てきます。

簿記の歴史

15世紀末(江戸時代)にイタリア→ヨーロッパ各国→アメリカ→日本という流れで日本に伝わりました。1873年(明治6)福沢諭吉による『帳合之法』が日本における簿記の始まりとされています。ここは、そんなに問題ではないのですが、イタリアを中心としたヨーロッパ大陸での記帳法を大陸式、イギリスやアメリカでの記帳法を英米式といいます。基本的に検定試験は英米式の記帳法で出題されます。余談ですが、何で簿記っていうのでしょう?実は英語で簿記をbook keeping ブックキーピングといいます。英語読みすると book は ブックではなく ブッ(どちらかというとボッに近いです)keeping キーピング ではなく、 キー 最後のk・p・tなどは発音されません。つまり ブッキがボキと聞こえたのだと推察されます。諸説ありますが、私はそう思ってます。こ

簿記の前提条件

会計単位

簿記が記録・計算・整理の対象とする範囲を(会計単位   )という。

簿記では、(企業   )の(経営活動     )に関係する金銭や物品を記録・計算・整理の対象とする。企業のほかの会計単位には、家計と政府があります。ここでは、企業に関する取引について扱います。

 

会計期間

財政状態や経営成績を明らかにするために、経営活動を一定の期間に区切る必要がある。この

区切られた期間を(会計期間     )という。

会計期間の初めを(期首  )、終わりを(期末  )という。

貨幣金額表示

記帳する場合、(貨幣金額    )で表示する。

貨幣というのは、その国で使用するお金のことです。つまり日本の場合は¥で表すことになります。よって簿記では取引の動きを¥で表します。たとえば

高価な、営業用のパソコンを購入した。というのでは不十分であり、

営業用のパソコン ¥120,000を購入した。と考えます。

詳しい表記方法は次回にします。

まとめとワーク

今回は、簿記を学んでいく上での基本となる用語などを解説しました。以下に穴埋め式のワークを用意しましたので解いてみてください。答えは、解説部分の(  )の語句ということになります。

 

1 簿記の意味

商店や会社などの企業が行う経営活動を、一定のルールにしたがって、

帳簿に(     )・ (      )・(      )する技術。

2 簿記の目的

ア 企業の(         )の(          )を明らかにする。

そのための表を(            ) 略称(       ) という。

イ 企業の(         )の(          )を明らかにする。

そのための表を(            ) 略称(       ) という。

3 簿記の種類

記帳方法による分類

ア (            ) = 現金の収入・支出に基づく簡単な簿記

イ (            ) = 企業のすべての取引を継続的に記帳する簿記

業種による分類

ア (            ) = 商品売買業にて用いられる簿記

イ (            ) = 製造業にて用いられる簿記

ウ (            ) = 銀行業にて用いられる簿記

4 簿記の歴史

15世紀末               江戸時代

イタリア→ヨーロッパ各国→アメリカ→日本

1873年(明治6) 福沢諭吉『帳合之法』

5 簿記の前提条件

(1)会計単位

簿記が記録・計算・整理の対象とする範囲を(        )という。

簿記では、(      )の(          )に関係する金銭や物品を記録・計算・整理の対象とする。

(2)会計期間

財政状態や経営成績を明らかにするために、経営活動を一定の期間に区切る必要がある。この区切られた期間を(        )という。

会計期間の初めを(       )、終わりを(        )という。

(3)貨幣金額表示

記帳する場合、(         )で表示する。

ex 正しい場合は〇 誤っている場合は×

(  ) 高価な、営業用のパソコンを購入した。

(  ) 営業用のパソコン ¥120,000を購入した。

 

いかがでしたでしょうか?次回は貸借対照表について解説いたします。では、よい1日をお過ごしください。  天陽

 

 

 

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