今こそ知りましょう!本当の自分2
こんにちは。天陽です。
今回から、前回に行ったキャラクター診断について
掘り下げていきましょう。
今回は
自分の中にある5つキャラクター
についてです。
前回のキャラクター診断を
思い出してください。
質問の回答欄を5つに分けてありました。
左から、ア・イ・ウ・エ・オという順番になっていました。
そしてそれらの点数によって、描かれた図形の形が決まり、
性格を診断したというわけです。
あなたは、ア~オのうち、
どの要素が一番高く、
どの要素が最も低かったですか?
この診断は
アメリカの精神科医エリック・バーン氏(1910-1970)が創始した
『交流分析(TA:Transactional Analysis)』(=精神分析の簡易版といわれますが、)
人間の性格特性やコミュニケーション・パターンを分析するために役立つ技法なんです。
Contents
エゴグラムとは
今回の診断は『エゴグラム』と呼ばれるもので、
人間の精神構造を3つの自我状態(P・A・C)に分けて分析する性格テストです。
ちなみに、
ア・イは P = parent(親)
ウは A = adult(大人)
エ・オは C = child(子ども)
の状態を表します。
さらに、P と C については、さらに2つに分かれ、
全部で5つの状態が存在するというわけです。
では次に、5つの状態を説明しましょう。
まずは、ア(CP)とイ(NP)ですが、この2つは、
P(Parents)親的な要素を表します。そして
以下のように2つに細分化されます。
ここから先の説明は、
(1)その得点が高い人の①プラス面・②マイナス面・★アドバイス
(2)その得点が低い人の①プラス面・②マイナス面・★アドバイス
アドバイスという具合に記述してまいります。
ちなみに得点が高いというのは、概ね13ポイント以上
得点が低いのは概ね7ポイント以下をさします。
ア CP (Critical Parents) = 批判的・厳格な親
(1)CPの得点が高い人
①CPが高い人のプラス面
- 理想を追求する。
- 義務感・責任感が強い。
- 努力家。
- 良心に従う。
- ルールを守る。
- 筋を通す。
②CPが高い人のマイナス面
- たてまえにこだわる。
- 不完全を許さない。
- 批判的である。
- 自分の思い通りにならないと気が済まない。
★CPが高い人へのアドバイス
- 完全主義なので疲れやすい。
- 相手の立場を認める気持ちの余裕を持ち
- 何事も楽しめるように心がけるといいでしょう。
(2)CPの得点が低い人
①CPが低い人のプラス面
- おっとりしている。
- 融通性がある。
- こだわらない。
- のんびりしている。
②CPが低い人のマイナス面
- 何を考えているのかわからない。
- いいかげんである。
- 義務感・責任感が弱い。
★CPが低い人へのアドバイス
- 自分の立場や役割を考え、自分の意思で行動する。
- 自分の意見をはっきりさせ、自己主張してみてください。
イ NP(Natureling Parents) =擁護的な親
(1)NPの得点が高い人
①NPの高い人のプラス面
- 相手を認める。
- 相手に共感・同情する。
- 世話好き。
- 弱いものをかばう。
- 奉仕精神が旺盛である。
②NPの高い人のマイナス面
- 過保護・過干渉になりやすい。
- 他人の自主性を損なう。
- 他人を甘やかす。
★NPの高い人へのアドバイス
- 自分と相手の関係をできるだけ客観的に考える。
- おせっかいにならないように注意する。
(2)NPの得点の低い人
①NPの低い人のプラス面
- 淡白で、さっぱりした性格
- 感情的にならない。
②NPの低い人のマイナス面
- 冷たい
- 自分勝手
- 相手に共感や同情をしない
★NPの低い人へのアドバイス
- 相手に思いやりを持ちましょう。
- 友人を大切にしましょう。
- ペットを飼うといいかもしれません。
ウ A(Adult) = 冷静な大人の部分
(3)Aの高い人
①Aの高い人のプラス面
- 理性的
- 合理性を尊ぶ
- 沈着冷静
- 事実に従う
- 客観的な判断をする
②Aが高い人のマイナス面
- 機械的
- 打算的
- 人間味に乏しい
- 冷徹である
★Aが高い人へのアドバイス
- 自分だけの判断で行動しない。
- チームワーク・協調性を心がける。
(2)Aの低い人
①Aが低い人のプラス面
- 純朴である
- お人好し
- 屈託がない
②Aが低い人のマイナス面
- 現実逃避
- 計画性に欠ける
- 自分勝手
- 考えがまとまらない
★Aが高い人へのアドバイス
- 合理的な考えをするよう心掛ける。
- うまくいかなくてもイライラしない。
- できることから確実に手掛ける。
C(child) = 子の要素
子の要素は、親の要素と同様に、
二つに分類できます。では、その二つについて
お伝えいたします。
エ.FC(FreeChild) 自由奔放な子どもの要素
①FCが高い人のプラス面
- 天真爛漫
- 好奇心旺盛
- 直感を尊ぶ
- 活発である。
- 創造性に富む。
②FCが高い人のマイナス面
- 自己中心的
- わがまま
- 感情的
- 動物的
- 気が短い
★FCが高いい人へのアドバイス
- 気分にむらがある
- できるだけ後先を考える
- 冷静さを心がける。
- 一呼吸おいて行動する。
(2)FCが低い人
①FCが低い人のプラス面
- おとなしい
- 妥協性がある
- 良い子である
- 慎重である
- 素直である
②FCが低い人のマイナス面
- 面白みがない
- 暗い印象
- 意欲がなさそう
- おどおどしている
- 恨みがましい
★FCが低い人へのアドバイス
- 内にこもらないようにする。
- 陽気にふるまう。
- 気持ちを引き立てる。
- スポーツ・レジャーなど積極的に行動。
オ.AC(AdaptedChild)= 従順な子ども
(1)ACが高い人
①ACが高い人のプラス面
- 協調性に富む
- 妥協性が強い
- 良い子である
- 従順である。
- 慎重である。
②ACが高い人のマイナス面
- 遠慮がち
- 依存心が強い
- 我慢してしまう
- 自主性に乏しい
- 感情が内にこもる
★ACが高い人へのアドバイス
- あれこれ考えない。
- まず行動してみる。
- 自信をつける。
(2)ACが低い人
①ACが低い人のプラス面
- 健康的である。
- 快活である。
- あけっぴろげである。
- 積極的である。
- 自発性に富む。
②ACが低い人のマイナス面
- わがまま
- 自己中心的
- 一方的である
- 近寄りがたい印象を与える。
★ACが低い人へのアドバイス
- 自分を抑える
- 周囲の人をほめる
- 気持ちの余裕を持つ
まとめ
いかがでしたか?ハッとされた方もおられるのではないでしょうか?
ここで少し自我状態についてまとめておきましょう。
ア CP(Critical Parent:批判的な親):
厳格性・支配的・権威的・道徳的な特徴を持つ自我状態で、
社会規範への適応や他者に対するリーダーシップなどに関係する。
イ NP(Nurturing Parent:擁護的な親):
寛容性・保護的・共感的・情緒的な特徴を持つ自我状態で、
共感的な人間関係や他者に対する思いやりなどに関係する。
ウ A(Adult:大人):
客観的な現実認識や功利的な損得勘定などの特徴を持つ自我状態で、
現実社会や対人関係への適応のために自我状態の葛藤を調停する。
エ FC(Free Child:自由な子ども):
自由性・無邪気・天真爛漫・感覚的・遊戯性(享楽性)などの特徴を持つ自我状態で、
自分の人生を楽しむ態度やリラックスした解放感に関係する。
オ AC(Adapted Child:従順な子ども):
適応性・従順さ・素直さ・調和性などの特徴を持つ自我状態で、
権威(上位者)やルールに忠実に従う遵法精神や社会適応(集団適応)などに関係する。
それぞれの特徴を知ることで
まず自分のことがわかります。
そして、気づいた時点から
変化させたかったら変化させることができます。
すぐには変わらなくても
意識することで変わってきます。
3週間くらいで効果が出ることが多いですね。
性格の要因が根深いところにある方も多いです。
しかし、自分を変えることのできるのは
自分自身だけです。
明るい未来をイメージして、
まず意識するところから始められてはいかがでしょう。
今回はこの辺で。。。
天陽でした。
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