打って実感!タイピングスピードマスター!!(step2)

ご訪問いただきありがとうございます。天陽です。タイピングの基本についてお伝えしていますが、今回はその第2回め。ホームポジションを中心とした2段目の練習を続けていきます。

9の段から九九を教える学校はない!全部の段をまとめて教える学校もない!

前回は、FとJ そして G・Hの練習を行いました。この4つに特化したわけは、それだけこのキーが重要だからです。また、最初にたくさんのことをしてしまうと、脳が「私には無理だ」と判断してしまいます。これが一番怖いのです。今までご自分が何か新しいことにチャレンジしたときにあきらめてしまったという経験をお持ちの方もおられると思います。その時、どうして諦めてしまったのか思い出してみてください。多くの場合は「難しい」→「無理かもしれない」→「無理だ」→「やーめた」の回路になっていることが多いのです。新しいことにチャレンジするときには、この反対のことをしていきます。つまり、「簡単だ」→「できるかもしれない」→「できる」→「できた」の回路にするのです。そしてもう一つ。この回路にするために必要なことは、「できた」の感覚を増やすことです。この「できた」の感覚をふやすには「できた」という体験を増やすことが大切なんです。

9の段から九九を教える学校はない!全部の段をまとめて教える学校もない!

どうですか?あなたは何の段から学びましたか?思い出してみてください。1の段?5の段?2の段?どれも、簡単に覚えられることのできる段からではないでしょうか?また、その段が、完璧になるまでは次の段に進むべきではないため、何回も何回も同じ段や、それまで習った段を唱えませんでしたか?もしいきなりすべての段を練習したらどうだったでしょう?7の段や9の段から始めていたらどうなっていたでしょう?「できた」体験を増やすために、簡単なところ。基本となるところをゆっくりじっくり続けましょう。そして、「できた」体験を毎日味わっていきましょう。それが、上達の秘訣でありコツです。

ウォーミングアップ

ホームポジションに指を置いて、まずウォーミングアップから始めましょう。前回にもお伝えしました通り、ホームポジションのそれぞれのキーに指をあてて始めていきます。左手の人差し指F、中指D、薬指S、小指A。右手の人差し指J、中指K、薬指L、小指;(セミコロン)です。

では、復習練習です。それぞれの行を2~3回ずつ練習しましょう。正確に入力することを心がけましょう。

復習①

fjf△fjf△fjf

jfj△jfj△jfj

復習②

fgf△fgf△fgf

jhj△jhj△jhj

復習③

jaj△jaj△jaj

faf△faf△faf

 

前回にも触れましたが、慣れるまではホームポジションから徐々に動かす癖をつけていきましょう。すべての指が使えるようになることと、キーの位置を無理なく覚えるとがその目的です。

では今回のポイントです。

今回は、キーボード2段目を完璧にしていきましょう。

2段目中指DとK

まず、ホームポジションに指をあてます。

ホームポジションの記事はこちら

打って実感!タイピングスピードマスター!!(step1)

左手中指がD、右手中指がKです。

では練習に移ります。今回は指の移動はありません。

練習①

fdf△fdf△fdf ×3

dfd△dfd△dfd ×3

jkj△jkj△jkj ×3

kjk△kjk△kjk ×3

★打つキーが固定なので、できればキーを見ずに打つようにしましょう。

 

2段目薬指SとL

次は薬指です。

何度も言いますが、ホームポジションに指をあててから始めます。

練習②

fsf△fsf△fsf ×3

sfs△sfs△sfs ×3

jlj△jlj△jlj ×3

ljl△ljl△ljl ×3

fds△fds△fds ×3

jkl△jkl△jkl ×3

fdfs△fdfs△fdfs ×3

jkjl△jkjl△jkjl ×3

sfdf△sfdf△sfdf ×3

ljkj△ljkj△ljkj ×3

★慌てずに正確に打ちましょう。早く打とうとしないことです。

そして、できれば一定のリズムで打つようにします。

picjumbo_com / Pixabay

2段目小指Aと;(セミコロン)

前回の最後にAの練習をした方もおられると思います。このAがしっかり正確に打てるまでは、1段目、3段目に進まなくてもいいというくらい重要なキーです。キーボード2段目における、唯一の母音です。;(セミコロン)は、正直なところ、文書にはほとんど出てきませんが、Aは出現率がおのずと高くなります。では、さっそく練習に移ります。

練習③

faf△faf△faf ×3

j;j△j;j△j;j ×3

afa△afa△afa ×3

;j;△;j;△;j; ×3

fdfsfa△fdfsfa△fdfsfa ×3

jkjlj;△jkjlj;△jkjlj; ×3

afsfdf△afsfdf△afsfdf ×3

ljkj;j△ljkj;j△ljkj;j ×3

★ ここが最も肝心なところといっても過言ではありません。ゆっくりでもいいですので、慌てず正確に打ちましょう。

 

実践練習

これまでは、ある一定の規則性のもとに練習をしてきました。この辺で少し実践的な練習をしましょう。

ランダムにキーを表示しますので、その通り入力しましょう。

これまでと同じく、基本的に各列を3回ずつ練習しますが、1回目は、慎重に2回目・3回目は、一定のリズムで正確に指が使えているかどうかのチェックが必要な方はどなたかにチェックしてもらうか動画で撮影してチェックしましょう。

では、始めましょう。

練習④

kdd△kdd△kdd ×3

jal△jal△jal ×3

saga△saga△saga ×3

kaga△kaga△kaga ×3

shaka△shaka△shaka ×3

 

★ここで、打ちにくいと感じた方は、焦らずに、もう一つ前の練習に戻りましょう。もう一つ前に戻ることの大切さは、この下に書いている「まとめ」をご覧ください。

FirmBee / Pixabay

まとめ

いかがでしたか?先述のとおり、行き詰ったら一つ下がることです。以前こんな話がありました。私が高校教師時代のことです。野球部の甲子園予選の応援のため、トランペットを吹くことになったんです。(当時、私が勤めていたのは、山間部の小さな学校で、吹奏楽部や応援団はなかったのです。)全くの初心者の私が練習を始めたところ、すぐに壁にぶつかりました。高い音が全然出すことができないのです。それでも一生懸命吹いていたのですが、一向に出すことができません。途方に暮れ、ほとんど諦めていた状況の時に、広島県に住んでおられるプロトランぺッターにメールでコツを教えていただくことができたのです。「出せる音の一つ下の音のロングトーンを続けてください。」それまで私は出せる音の一つ上の音を無理して出そうとしてたのです。考えてみれば無理な話です。そして、言われたとおりに続けたところ、出ました!もう感激で、お礼のメールを送りました。ここでじっくり練習する。できなくなったら一つ前に戻ってみる。ということは、トランペットの基本である、高音を出すためには、音が出せる限界の手前の音でのロングトーンをする。ということと同じです。先ほどの九九も同じです。できることの繰り返し。これが、上達のための鉄則です。気持ちはのんびり構えて、リラックスして続けていきましょう。何事も無理があると続きにくくなりますよね。

それではまた。。。幸せな一日をお過ごしください。

天陽

たのまな

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